栄典と聞くと何となく古めかしい感じがして親しみにくいと思う方もいるかと思いますが、栄典は、国家が功績のある方に対してその功績を表彰するもので、勲章、褒章、叙位などがあります。春秋叙勲や春秋の褒章、文化勲章などはマスコミでも大きく取り上げられているので、ご存じの方も多いと思います。
 総理府賞勲局が栄典制度の調査、研究、企画業務のほか、春秋叙勲等における勲章等の授与に関する審査などの栄典に関する事務を行っています。
 また、東京都でも東京都功労賞(通称:都知事賞)があり、勲章、褒章、叙位等と同様の書類作成が求められます。
その他、各省庁に各種の大臣賞、長官賞があります。
 参考までに申請書類が市区町村〜都道府県〜各省庁〜総理府賞勲局〜閣議決定と多数の部署を回りますので、春の叙勲褒章申請は前年の8月まで、秋の叙勲褒章申請は2月までに行う必要があります。叙位、死亡叙勲は、2月、11月に閣議が開催されないことがあることに留意しながら、死亡日直近の閣議に懸ける必要があるので、死後2週間以内に申請する必要があります。
 また、東京都功労賞は10月1日に授賞式を行いますが、5月までに申請する必要があります。
 申請期間中は、自動車の運転を控える、駐車違反をしないなどの対策をして一切の罪を犯さないで授賞式を迎える必要があります。現実に申請期間中に交通事故を起こし、叙勲が取り消しになったまま、世を去った方がいらっしゃいます。
 申請にあたっては短時間に非常に高度な書類作成技術が問われますので是非、経験豊富な、佐藤行政法務事務所にお任せください。

叙 勲 … 国家又は公共に対し功労のある方を対象に実施されます。
褒 章 … 様々な社会的分野において事績の優れた方などを対象に授与されます。
叙 位
(内閣総理大臣官房人事課で所掌)
内閣総理大臣表彰(内閣総理大臣官房人事課で所掌)

(私たちも受章をめざしましょう。)
 勲章や褒章は、著名な人ばかりが受章されるわけではありません。
 現在の栄典制度の中心となっている春秋叙勲では、毎回約4,500人の方々が受章されていますが、この中には、多年にわたり人目につきにくい分野で業務に従事し、世の支えとなって永年苦労されてこられた方々も多数受章されています。
 最近の叙勲の例を見てみますと、43年余にわたり雨量観測業務に従事し、洪水予防及び治水事業の推進に尽力された方、23年余にわたり特別養護老人ホームの寮母として老人の養護に尽力された方、50年余にわたり消防団員として業務に精励するとともに後進の指導育成に尽力された方など、多数の方々が受章されています。
 一方、褒章についても、25年余にわたりホームヘルパーとして在宅の老人の方などの日常生活の支援介護に努められた方、39年余にわたり船舶の水先業務等に従事し、航行の安全と海難防止に尽力された方、33年余にわたり自然公園指導員として自然公園の保護に努め、自然保護の推進に寄与された方など、多数の方々が受章されています。

佐藤行政法務事務所
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